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浅沼太郎(長楽庵)の個人ブログです

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社会福祉士国家試験の対策には行動記録がおすすめ

社会福祉士や精神保健福祉士の国家試験は、受験まで長い準備期間があります。まるで長距離走のようです。広い出題範囲にひるみますが毎日走れる距離は短く、できることも地味です。そこで、くじけないで続けるための準備について考えます。

今回お伝えしたいのはこれだけです。新しく何かを始めるには、今やっている何かをやめなければいけない。すでに「24時間」は今やっていることでいっぱいなのだから。

このことを何度か考えてみてください。本当にそうかな?と疑うのも一つです。何を言っているんだか訳が分からない、でもいいです。私が言いたいのは、勉強の仕方に悩む前に取り組むことがあるということ。まずは自分の24時間という「倉庫」がどんな荷物(タスクの喩え)で埋まっているかを把握しましょう。その手段は行動記録を残すことです。結局それが早道なのです。

振り返ってみると、私はこう思っていました。「今やっていること」をやめたくも変えたくもない。たとえば、どんなに崇高な目標を掲げても、中央法規のワークブックを開きたくはない。佐々木正悟さんのいう「誤解」(シゴタノ!記事、下記リンク参照)にひたっているほうが都合がいい、なぜなら勉強しているはずの自己像を守れるからです。

私は「自分から目を背けてはいけない」などと主張したい訳ではありません。大きなプレッシャーを前に何も手につかず寝てしまった。数日なら仕方がないと言い聞かせても、それが数ヶ月続いてしまったら。ダメな自分を直視したくないのは当然です。だからそういうときは記録も途切れがちになります。

でも振り返ったときは、自分で納得のいく「24時間」にしたいと思い直します。そこに「勉強」という荷物は入れないと判断するなら、それが自分流の倉庫のつくり方です。新しく何かを始めないと決めるのもいいことです。大切なのは自分が納得すること、判断するための記録を手にしていることでしょう。

やりたいと思っている自分がいる(やらざるを得ない事情もある)なら、一日の行動記録を残しましょう。倉庫にどんな荷物がどのように詰まっているかは、そうしないと分かりません。頭だけで考えているイメージと実際の記録は、きっと異なります。

記録さえ残せば、24時間という倉庫の中身がなんとなくでもわかってきます。その倉庫の現状が気に入らなければ、いつなにを取りだして代わりを詰めればいいのかも、少しずつわかってくるでしょう。

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あとがき

受験勉強でぶつかる壁は人それぞれだと思います。「勉強の仕方が分からない」の背景には、「やらなきゃと思うほど行動がともなわない」があると思って書きました。お勧めしたい佐々木さんの著書は改めてご紹介します。

まずは出題基準と過去問をチェックしてみてください。

社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士国家試験:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター