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浅沼太郎(長楽庵)の個人ブログです

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書き始めることができれば書ける−堀井憲一郎『いますぐ書け、の文章法』

前回の猫記事は、すんなりと書きました。これまで通勤途中には、投稿できなかったので驚いています。古賀さんの文章講義にあったアドバイス通り、いまの自分に見える景色を忠実に書こうとしました。

書くつもりのネタを用意すると、ブレーキになりがちです。事前に思っていたことが、書き始めた瞬間に「あれ、違う」と気づく。もう思っていた内容も分からなくなり、筆がとまります。

事前に書きたいと思っていることには勘違いも多く、結果的に「書けたこと」が書きたいことだった。こう思っています。伝わりにくいでしょうから、もうちょっと説明させてください。

授業で話す自分の声を聴きながら、ああこれが話したかったんだと思うことがあります。
大丈夫か?と心配しないでください。本当にこう思う瞬間があるのです。言いたいのは、その瞬間にすべてが詰まっているということです。「いまここ」で視界が開ける感覚です。

なんとなくやり始めてしまって、意外と最後まで出来てしまった体験はありませんか。そんなつもりじゃなかった、この「つもり」は一体何なのだろうと疑っています。つまり身構えることはブレーキになり、いまの瞬間にゆだねることがアクセルになると思いました。

身構えてしまう内容は人によって違いますが、これまでの経験で「何か」が残ってそうなったのだと思います。たとえば、

  • レポート課題
  • 期末試験に向けた勉強
  • 資格試験の勉強

私なら「書くこと」への抵抗が身体に残っています。変に身構えてしまって、書き始めることが難しい。書く行為そのものよりも難しいハードルを自分で課している。

仮に「書く」にまつわる想定が、全部間違えているとしたら、いますぐ書いたほうが楽しいし、豊かなことだと思いました。

意識を変えるだけ。
いま、自分の持っているものをどう使うか、をきちんと考えるだけ、です。
それは具体的にどういうことなのか、を中心に書いてきた。(213ページ)

いますぐ書け、の文章法 (ちくま新書)

いますぐ書け、の文章法 (ちくま新書)

 

 

この本を読んだのは、シゴタノ!の大橋さんと佐々木さんが紹介していたからです。ぜひ次の記事を読んでください。

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